ひぽぽたます’blog

普通の営業職の日常を描きます。

圧倒的優勝法

人はみな、様々な方法で現実から逃げようとする。

あるものはギャンブルに、あるものはタバコ、女遊び、様々な方法で現実逃避を図る。何か熱中できる趣味や、没頭できるもの、成し遂げたいことががあるものには縁遠いかもしれないが、誰にだって逃げたい現実があり、直視するには少し眩しすぎることもあるだろう。そんな現実を忘却の彼方へ瞬く間に葬り去り、多幸感に浸らせてくれる一番強力なものは酒ではなかろうか。

もちろん私にも趣味はある。筋トレだ。

私は筋トレを愛している。達成感や適度な疲労感もあり心地よいと感じる。目指すべき理想とする肉体もイメージできている。だが、私にとってそれは絶対的なものでは決してない。私にとってまだ筋トレは手段であって目的ではない。目的、というのは理想の自分となること。具体的なイメージはないが、健全な肉体と健全な精神を宿し,生涯を通じて成し遂げたいことがある状態になり、毎日を建設的に、ポジティブな感情で過ごせる状態になることである。人生において何一つ目的はないが、そしてなくてもいいとは思うが、何かをなしている人はかっこいいと思う。筋トレはそういう状態に近づくための手段ではあるが、その域を出てはいない。ただ、自分にとってプラスな行動をしているという感覚とやり終えたときの達成感、ふと身体の変化に気づく瞬間は、かなり気分がいい。ただ、そうはいっても頭が空っぽになることはなく、このどうしようもない現実を完全に忘れ去ることはできないのである。そして、現実について考えだすと、漠然とした不安や焦燥感にかられ、平日はその日その時している作業の良し悪しにおびえ、休日は次の仕事や将来についておびえてしまうのである。

そんな不安症、というか現実に絶望しながらも、それに抗い、行動を起こす勇気もなく方法もわからない私に、酒ほど素晴らしいものはないであろう。酒は私の思考機能を低下させ、多幸感で満たしてくれる。これがなければ、間違いなく私はうつ病になっていただろうと思う。実際に心療内科に勇気を出していったときに、あなたは健康体です。と医者のお墨付きをもらったときは、心底落胆した。この精神状態が健康体?と思った。

酒といえば、ビール、焼酎、ウイスキー、ワイン、日本酒。いろんなものに手を出してきた。しかし、サケの子が成長し、故郷の川に帰ってくるように、私は今、ストロングゼロという大海原に帰ってきた。

仕事の日は、ストロングゼロ(グレープフルーツが最近きている)350もしくは500をs1本すきっ腹にぶち込む。これが一番よく酔える。

よく、飲みに行くと、すきっ腹に入れると酔いが回ってしまうからと、先に少し腹をン満たしておくのが定石であるが、ここに私は一石を投じたい。人は何のために酒を飲むのか、それは酔うためである。酔わないように飲む酒なんてクソである。

外で飲む酒もいいが、家飲みはいい、そのまま寝れるか

 

休日は、朝起きて筋トレに行く。セブンイレブンに、冷食の焼き鳥(タンパク質29g脂質9g)という筋肉にもおつまみにもいいものが売っている。それとストロングゼロ、もしくは一番のやつを350mlを購入し、おもむろに飲む。

ここで抑えておきたいポイントは、あくまで1本までということ、優雅な休日の午後に彩りを添える程度にすることが、アル中に陥らないコツである。この技は、地方に住む民で、車ありきの社会に住んでいる方には是非とも試していただきたい。あまり参加したくない活動とかは強制的にシャットアウトできる。

この後、昼寝をするもよし、読書や映画鑑賞なんかもいいだろう。はたまた、送りたくない仕事のメールや報告書、シラフでははばかられる処理を済ませるのもおススメだ。

ここまで書いたところで、最近全くワインを飲んでいないことに気が付いた。

今日はワインで優勝しよう。